サーバー・ドメイン移行(wordpressなどの移行)
ホームページは公開することがゴールではなく、ホームページ作成の目的に合わせた運用を行っていくことでビジネスや事業の目的を達成することが必要です。
弊社ではお客様の目的に合わせた運営をサポートする保守契約を、年間サポートという形で安価に提供しておりますが、その前に弊社以外のWeb制作会社で立ち上げたWebサイトを弊社管理下に移行するという作業が発生するケースがあります。
ここでは、そういったWebサーバー、ドメインの移行について、弊社に移管いただくという前提で手順を解説していきたいと思います。
※Wordpressのサーバー移行をドメインそのままで行う、という作業については、様々な解説記事が出ているため無料で行うことも可能ではあります。ただし、CMSというシステムの移行になるため一つのミスで例外的な動作が発生することがあり、決して簡単とは言えません。よって、弊社のようなプロの業者にお任せいただくのがおすすめで、ご安心いただけると思います。
必要な情報(例えばWordpressのサーバー移行で、ドメインそのままの場合)
例えばCMSツールとしてwordpressを使っている場合、サーバーの引っ越しにはどのような情報が必要になるのでしょうか。
以下はドメインをそのまま移行する場合の必要情報です。
- 現状サーバーのFTP接続情報(レンタルサーバーなどの情報)
- FTP接続先サーバー
- FTP接続ユーザー
- FTP接続パスワード
→テーマ・プラグインを含めたソースファイル、画像のバックアップを取るために必要です。
- wordpressのログイン情報
- wordpressのログインURL
- wordpressログインユーザー
- wordpressログインパスワード
- データベースの情報
- phpmyadminの情報等(ある場合)
→データベースに蓄積されたデータのバックアップを取ります。
- phpmyadminの情報等(ある場合)
- ドメインの情報(ドメインをそのままでサーバーを移動する場合)
- AuthCodeの情報
→ドメインの移管に必要です。また、DNS設定を特殊なものにされている場合には、その設定関係の見直しも必要です。
- AuthCodeの情報
- メールアドレス・パスワードの一覧
- メールアドレスを設定しておくのに必要です。(メールアドレスもそのままで使用可能です。)
→注意:SMTPでメールを受信している場合には、過去データが見えなくなるので、POPで接続し、過去のメールを受信しておかれることをオススメします。
- メールアドレスを設定しておくのに必要です。(メールアドレスもそのままで使用可能です。)
意外といろんな情報が必要になりますよね。この他にもSSL(HTTPS)を現在のサイトで使っている場合にはどのくらいの認証レベルをかけているか、移行が必要なメールアドレスはどれか、などなど様々な情報の提出をお願いするケースが多いです。
問題になるケースがあるのは、その情報をサイト制作者側でも管理できていなかったり、お客様の側でわからなくなっているようなケースです。
上記のような情報がないとサーバー等にアクセスできないため、進行ができません。
とはいえ、弊社ではそういったケースでも情報取得の為にお客様のサイトが移行するまで管理されているWebサーバーやドメインサーバーに問い合わせをかける、などの作業を代行することも多々ありますので、お気軽にご相談ください。
どのように進行するのか
これも意外と見えていないケースが多いと思うのですが、まず、実施日を決め、サーバー移行に必要な情報をお渡しいただきます。特に最初に必要なのは、CMSの管理画面などを確認し、
現在の運用について弊社とお客様の間で共通認識を持つこと
です。
なぜ運用についての確認が必要になるのか
サーバーの移行に際してお客様の現在の運用を実現できなくなると、移行後に弊社管理のサーバーの元でさらにWebサイトを利活用いただくようご提案する際に問題が出ます。よって、データ移行の前にサイトの運用を細かく確認し、移行漏れの無いように確認を行います。
確認後、運用の問題が出るケース
以下のようなケースでそれまでの運用と移行後の運用が違うなどの問題が発生するようなケースがあります。
- 今まで使っていたプラグインが、ワードプレスの新しいバージョンに対応していないため、移行後は使えない
- 今まで使っていたPHPのバージョンが古く、表示に際してエラーが出る場合がある。
- 実はサーバーの機能を使っているプラグインなどが存在する(一日一回決まった時間に挙動するプログラムなど)
そしてサーバー移行の作業を行います。
ここまで確認作業が進み、仕様が確定したらいよいよ作業を行います。ここでは作業の詳細は明記しませんが、概要のみ記載します。
- 旧サーバーからのファイルのダウンロード、新サーバーへのアップロード
- 旧データベースからのエクスポート、新データベースへのインポート
- 動作の確認を徹底して行います。
動作の確認に際しては、お客さまのチェックをお願いするケースもあります。リンクが切れている、画像が見えない、などの問題には個別に対応するケースもあります。(この辺りの個別トラブルの際に解決できるかどうかは知識や経験がものを言います。ですので、ワードプレスなどのCMSのサーバー移行は、弊社のような専門業者にお任せいただくのが無難です。)
ドメインの移管の際には
テストサーバーまで移行が完了したら、いよいよドメインの移管です。ドメイン移管には移管元と移管先での作業が必要となりますので、出来るだけ早めにAuthCodeなどの情報をいただき、スケジュール通りに作業を進める必要があります。
そして費用の話
費用については、サーバーの移行作業費は保守料金やサイトの改変作業と別に必要となります。特にWordpressなどのCMSの移行の場合にはデータベースの内容を移行する必要があったり、仕組みとして現在の運用をそのまま移行する必要があるために技術的に一般の方では難しい点がある為です。
繰り返しですが、、、その後の話
繰り返しになりますが、サーバー移行やドメイン移管の前にその後どのように運用していくのか、という話を煮詰める必要があります。せっかく作成したWebサイト。特にコーポレートサイトは唯一無二の存在ですから、全く運用されていない、なんてことの無いように、弊社としてもご提案をしていきたいものです。
その後必要なフォロー
サーバーが変わっても使い方に変更がないか、お客様側でもご確認いただきます。
また、使い方の改善や変更要望があれば、簡単に作業できるようなものは即刻作業していきます。
Google Search Console / Google Analyticsへの登録ができていないようなケースはSEOの検証ができませんので、追加で作業をご提案するケースもあります。